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page.title=ICU4J Android フレームワーク API
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@jd:body

<div id="qv-wrapper">
<div id="qv">
<h2>このドキュメントの内容:</h2>
<ol>
    <li><a href="#relation">ICU4J との関係</a></li>
    <li><a href="#migration">ICU4J から android.icu API に移行する</a></li>
    <li><a href="#licence">ライセンス</a></li>
</ol>

<h2>関連ドキュメント</h2>
<ol>
  <li>
    <a class="external-link" href="http://userguide.icu-project.org">ICU4J のドキュメント</a>
  </li>

  <li>
    <a class="external-link" href="http://site.icu-project.org/#TOC-What-is-ICU-">ICU4J でサポートされている最新の標準</a>

  </li>
</ol>
</div>
</div>

<p>
  ICU4J は幅広く使用されている、オープンソースの Java ライブラリのセットで、Unicode のほか、ソフトウェア アプリのグローバル化のサポートを提供しています。
Android N では、アプリのデベロッパー向けの Android フレームワーク内で ICU4J API のサブセットを公開しており、{@code android.icu} パッケージ内で使用できます。

これらの API は、端末上のローカライズ データを使用します。
そのため、ICU4J ライブラリを APK にコンパイルせず、フレームワーク内にあるライブラリを呼び出せばよいので、APK のフットプリントを削減できます

（この場合、Android N より前のバージョンの Android を実行しているユーザーも、ICU4J ライブラリを含むバージョンのアプリをダウンロードできるようにするには、<a href="{@docRoot}google/play/publishing/multiple-apks.html">APK を複数のバージョン</a>用意する必要があります）。



</p>

<p>
  ここではまず、これらのライブラリをサポートするために必要な最低限の Android API レベルについて基本的な情報を説明します。
次に、Android 固有の ICU4J の実装に必要な情報を説明します。
最後に、Android フレームワーク内で ICU4J API を使用する方法について説明します。

</p>

<h2 id="relation">ICU4J との関係</h2>

<p>
  Android N では、<code>com.ibm.icu</code> ではなく 
<code>android.icu</code> パッケージを介して ICU4J API のサブセットを公開しています。Android フレームワークでは、さまざまな理由により ICU4J API を公開しないという選択も考えられます。たとえば、Android N で廃止された API を公開しないため、または ICU チームからまだ安定版の発表がないため、などの理由があります。



ICU チームが今後 API を廃止した場合、Android でも廃止と見なすことになりますが、引き続きそれらの API を含める予定です。

</p>

<p class="table-caption"><strong>表 1.</strong> Android N で使用される ICU および CLDR のバージョン
</p>
<table>
<tr>
<th>Android API レベル</th>
<th>ICU バージョン</th>
<th>CLDR バージョン</th>
</tr>
<tr>
<td>Android N</td>
<td>56</td>
<td>28</td>
</tr>
</table>

<p>いくつか注意事項があります。</p>

<ul>
<li>ICU4J Android フレームワーク API には、すべての ICU4J API が含まれているわけではありません。</li>
<li>NDK デベロッパーは、Android ICU4C がサポートされていない点にご注意ください。</li>
<li>Android フレームワーク内の API は、Android の<a href="{@docRoot}guide/topics/resources/localization.html">リソースを使用したローカライズ</a>に対するサポートに代わるものではありません。

</li>
</ul>

<h2 id="migration">com.ibm.icu から android.icu パッケージに移行する</h2>

<p>
  アプリ内で既に ICU4J API を使用しており、
<code>android.icu</code> API がその要件を満たしている場合、このフレームワーク API に移行するには、Java のインポートを <code>com.ibm.icu</code> から <code>android.icu</code> に変更します。

次に、APK から ICU4J ファイルのコピーを削除します。

</p>

<p class="note">
  <b>注</b>:ICU4J フレームワーク API では、名前空間に {@code com.ibm.icu} ではなく{@code android.icu} を使用します。
これは、独自の {@code com.ibm.icu} ライブラリを含む APK で名前空間が競合しないようにするためです。

</p>

<h3 id="migrate-from-android">
  その他の Android SDK API から android.icu API に移行する
</h3>

<p>
  <code>java</code> および <code>android</code> パッケージには、ICU4J にあるクラスと同等のクラスが一部含まれています。
しかし多くの場合、ICU4J では、より幅広い標準と言語のサポートを提供しています。

</p>
<p>次に、すぐに利用できる例をいくつか示します。</p>
<table>
<tr>
<th>クラス</th>
<th>代替クラス</th>
</tr>
<tr>
<td><code>java.lang.Character</code> </td>
<td><code>android.icu.lang.UCharacter</code> </td>
</tr>
<tr>
<td><code>java.text.BreakIterator</code> </td>
<td><code>android.icu.text.BreakIterator</code> </td>
</tr>
<tr>
<td><code>java.text.DecimalFormat</code> </td>
<td><code>android.icu.text.DecimalFormat</code> </td>
</tr>
<tr>
<td><code>java.util.Calendar</code></td>
<td>
<code>android.icu.util.Calendar</code></td>
</tr>
<tr>
<td><code>android.text.BidiFormatter</code>
 </td>
<td><code>android.icu.text.Bidi</code>
 </td>
</tr>
<tr>
<td><code>android.text.format.DateFormat</code>
 </td>
<td><code>android.icu.text.DateFormat</code>
 </td>
</tr>
<tr>
<td><code>android.text.format.DateUtils</code> </td>
<td><code>android.icu.text.DateFormat</code>
<code>android.icu.text.RelativeDateTimeFormatter</code>
</td>
</tr>
</table>

<h2 id="licence">ライセンス</h2>

<p>
  ICU4J は ICU ライセンスでリリースされています。詳細については、<a class="external-link" href="http://userguide.icu-project.org/icufaq#TOC-How-is-the-ICU-licensed-">ICU ユーザーガイド</a>をご覧ください。

</p>